皆さん、素敵な出会いを経験してワンちゃんを迎え
楽しく幸せな生活を送られていることと思います。
今日はそんなワンちゃんがどうやって誕生しているのかな?
ということをお話させていただこうかなと思います!!
しつけ教室で活躍中✨
トイプードルあかり先生♡
の子どものアリスちゃんがママになりました。
あかり先生はおばあちゃんです。
10月15日(木)帝王切開にて誕生しました。
さて、赤ちゃんが誕生するまでに
お母さんワンちゃんの身体の中ではどんなことが起こっているのでしょうか?
ワンちゃんの妊娠
ワンちゃんの体が生殖可能な状態であるかどうかを知っておかなければなりません。
まずは交配といって女の子のワンちゃんが男の子のワンちゃんを受け入れるまでのお話をしたいと思います。
少し難しい内容になるかもしれません💦
しかし、避妊手術をしていない女の子のワンちゃんと暮らしている飼い主さんには
知っておいてもらいたい内容になります。
お家の子の体調の変化や病気にも関わってくることもあります。
ぜひ読んでみてくださいね。
性成熟
ワンちゃんの体が生殖可能な状態である状態を性成熟といいます。
犬種や個体などによる差があります。一般的に生後6〜12ヶ月頃に訪れます。
小型犬の性成熟は比較的早く、大型犬では遅く訪れる傾向があります。
女の子をお迎えの飼い主さんは経験があるかもしれませんね。
性成熟の目安は女の子では、初めての発情の到来が目安となります。
男の子では、女の子ほどハッキリしませんが、「片足を上げて排尿をする」、「腰を振る行動がみられる」などが目安となります。
発情の特徴
ワンちゃんの場合、発情は女の子にみられます。
発情中の女の子はフェロモンを出します。そのフェロモンの誘惑により男の子は誘発され反応が起こります。
男の子は数キロ離れていても発情中の女の子の匂いを察知できるといわれています。
誘発された男の子は発情した女の子を必死に追いかけるようになったり、男の子同士でケンカになったりすることもあります。
なので、発情中の女の子を飼っている場合は他のワンちゃんに大きな影響を与えることをしっかりと理解して、
お散歩などのワンちゃんのお出かけは周りに配慮して行わなければいけません。
一般的にワンちゃんの発情は、6ヶ月の周期で起こり、1年に2回の周期で発情を繰り返すと言われています。
しかし、発情には個体差があります。
小型犬の発情周期は短く、大型犬は長い傾向があるといわれており、
ほとんどの犬種では1年に2回の発情を迎えますが、1年に1度の発情サイクルの子もいます。
発情徴候が目立たないこともあり飼い主さんが気付かないうちに終わってしまっていることもあるようです。
発情周期
ワンちゃんの発情のことをヒートと呼んだり、生理がきたとおっしゃったりする飼い主さんもいます。
そんなワンちゃんの発情周期は、次のように4つに分けられます。
◇発情前期(期間:平均約9日間)
発情出血が確認できる時期です。
人間とは出血のメカニズムが違うので
ワンちゃんでは発情出血後に排卵がおき、少ししてから交配が可能な時期を迎えます。
◇発情期(期間:平均約10日間)
この時期の陰部は、ぽっこりと腫れた状態になり、ワンちゃんはしきりに陰部をなめるような仕草をみせます。
女の子のワンちゃんが交尾を許容する時期にあたります。
交配適期は、発情出血が始まってから約15〜17日目とされ、排卵後約4日間は受精が可能です。
しかし、正確にわかるわけではありません。
タイミングを逃さないためにも、
交配を考えている飼い主さんは出血がみられたら早めに動物病院へいって
交配の時期をチェックしてもらいましょう!
◇発情休止期(期間:約2ヶ月間)
発情休止期の卵巣では受精卵の着床や妊娠の維持に重要な働きをする黄体が形成され、発情休止期を黄体期ともいいます。
妊娠が成立していなくても黄体は2ヶ月間ほど機能しますが、しばらくすると退行し、次の排卵に備えて新たな卵胞が育ちます。
この時期に偽妊娠の症状がみられることがあります。
子宮の病気になるのもこの時期が多いので
発情後2ヶ月くらいに食欲がない、吐くなどの症状がみられたら動物病院へ相談しにいきましょう。
◇無発情期 (期間:約4〜8ヶ月間)
発情休止期とその後迎える発情前期の間にあたる時期が無発情期です。
卵巣の活動など、繁殖に関する機能は休止しています。
発情に際して注意したいこと
1.発情時の体調の変化
陰部の腫脹や発情出血などの体の変化だけではなく、頻尿、食欲不振、消化器症状などを示すワンちゃんもいます。
発情に伴う体調の変化が大きい場合は、早めに動物病院を受診しましょう。
2.周囲への配慮
未去勢の男の子は発情中の女の子の匂いに敏感に反応します。
お散歩など、男の子との接触が考えられる場合には、追いかけ回される、ケンカに巻き込まれるなどのトラブルが考えられます。
ワンちゃんの受胎可能な期間は長く、約7日間(排卵2、3日前〜排卵後4、5日)とされており、
望まぬ妊娠を防ぐ意味でも、お散歩に出かける際には、リードや首輪が外れやすくなっていないかをしっかりとチェックしましょう。
また、「ワンちゃんが今、発情中であること」を周囲の飼い主さんに伝え、
相手のワンちゃんとの距離をとるなど、しっかりとした注意が必要です。
3.偽妊娠の注意
偽妊娠の状態が長く続くことにより、乳腺炎などを引き起こすことがありますので、避妊手術をすることが望ましい場合もあります。
偽妊娠の症状が重かったり、長く続いたりする場合は、動物病院さんに相談をしましょう。
4.発情休止期の注意
発情休止期は、黄体から分泌されるホルモンであるプロジェステロンの作用により、
免疫力が低下して細菌感染を起こしやすい状態になります。
そのため、この時期には細菌が侵入し、子宮蓄膿症を発症するリスクが高まります。
陰部などを清潔に保つように心掛け、「元気、食欲、飲水量が普段と変わりないか」、「お腹が異常に膨らんでいないか」、「陰部から膿が出ていないか」、「異常に陰部をなめていないか」などを注意してみるようにしましょう。
次回は
「犬の赤ちゃんと出会うまで…part2」です!!
ワンちゃんの妊娠中の様子から出産までをご紹介したいと思います。
お楽しみに♪♪