前回『子犬の甘噛み』についてお話させていただきました。
今日は甘噛みされた時の対応方法についてお話させていただきます。
甘噛みをされない環境作りが大切ですが、工夫をしていても甘噛みされちゃった💦
そんなときの対処方法をご紹介します。
甘噛みの対処方法
ここでの甘噛みは子犬が『人に歯をあてた』、
または『人の身につけている物に噛みついた』です。
『子犬が歯をあてた!!』と思ったら
⇒すぐに「痛い!!」と言い
⇒子犬から離れる、みつめない、触らない(無視する)
という方法が飼い主さんにもワンちゃんにも安心・安全な対応方法です。
それでもやめない時は「子犬をサークルに入れる」や
「人が部屋を出ていく」でもかまいません。
1-2週間徹底して行ってみましょう。
咬むと「かまってもらうことができない」、「楽しいことが終わってしまう」ということを教えてあげましょう。
体罰は必要ありません!!
体罰は
叩く・口をギュッとつかむ・押さえつける・ひっくり返して押さえつけるなど‥です。
- 体罰を受けたことによって怖くて自分を守るために先に攻撃をしかけてしまうことがあります。
- 体罰を使う人や手に対して不信感をもつことがあります。
飼い主様との関係を築く大切な時期です。
関係を悪くしないように、体罰の使用は絶対にやめましょう!
甘噛みがなかなか減らない
甘噛みがなかなか減らないときは飼い主さんの行動や
子犬の生活が十分に満たされているかなど確認してみましょう。
甘噛みした直後に…
犬を押し返していませんか?
- 「ダメ!」とは言いながら、手で遊びを続けていませんか?
- 話しかけていませんか?
- 抱き上げていませんか?
咬まれることがわかっているのに…
- 子犬を激しくなでていませんか?
- 手をヒラヒラさせて遊びを誘っていませんか?
- 無理やりお手入れしていませんか?
子犬の生活は…
- 運動量は足りていますか?
- しっかり睡眠時間を確保できていますか?
- 食事の量は足りていますか?
- 刺激は十分与えられていますか?
- スキンシップの時間は十分とれていますか?
対処方法は…
- 家族で一貫して対処方法を行っていますか?
- 留守番が長かったからと、甘噛みを許している日はありませんか?
- 体罰は使用していないですか?
子犬にかまう時は…
- 子犬が飼い主様にとって困った行動をしているときに声をかけたり、抱き上げたりしていませんか?
- 子犬が静かに過ごしていたり、一人で上手に過ごしているときに放っておいていませんか?
飼い主さん自身の行動が子犬の行動に影響を与えていることを忘れずに
甘噛みをされない接し方を飼い主様も身につけましょう。
そして、子犬の生活がしっかりと充実しているか見直してあげましょう。