ワンちゃんのハンドリングご存知ですか??
ハンドリング
ハンドリングとはワンちゃんの身体を触る練習をしよう!
ということです。
しかし、ただただ可愛がって触るのではありません。
しつけの一環として、ワンちゃんに触られることが大好きになってもらえるようにすることです。
ワンちゃんは身体を触られる機会がいっぱいあります。
- ブラッシングしたり
- 爪切りしたり
- 肛門嚢絞りをしたり
- 耳掃除したり
- シャンプーしたり
特に足先や耳を触られるのが苦手な子は多いです。
そういう子はトリミングサロンに行っても動物病院に行っても
とってもストレスを感じることになってしまいます。
普段から身体を触る練習をしっかりして
身体に触られることが苦手でなく好きになってくれれば
病院やトリミングに行ってもストレスは軽減されますよね。
少しでもストレスなく生活してもらうために、ぜひ練習してみましょう。
触られることが好きになってくれると…
- 人の手が好きになり、色んな人に撫でてもらうことができます。
- 毎日のお手入れがスムーズにできます。
- どこでも触らせてくれると、ワンちゃんの身体の異常に気づきやすく、病気や怪我の早期発見に繋がります。
- 病院での診察やトリミングサロンでのストレスが軽減します。
- 飼い主さんとの信頼関係が深まります。
身体を触る練習の方法とポイント
- 練習する時間帯を気を付けよう!
お散歩の後や遊んだ後など子犬が少し眠くなっている時間帯に練習をします。
身体を触られることを受け入れやすかったり、甘噛みがでにくかったりと練習がしやすいタイミングです。
- ご褒美を使おう!
フードやオヤツ、おもちゃをあげながら触る練習をしましょう。
『触られること』=『良いこと』と教えてあげましょう。
- 受け入れやすい所から触ってみよう!
口まわりや耳、足先などワンちゃんは触られるのが苦手な場所があります。
初めは苦手な場所を避けて、背中などから触ると受け入れやすいと思います。
徐々に全身どこでも触らせてくれるように練習を進めていきましょう。
ワンちゃんの姿勢も寝転んでいるときでも、お座りしているときでも、お膝の上でも
どんな姿勢でもリラックスして触らせてくれるようになるのが理想です!
- 触り方のコツを知ろう!
しつこくさわると飽きてきて暴れはじめたり、甘噛みし始めたりすることがあります。
始めは全身くまなくさわる必要はありません。
短い時間から少しずつ始めましょう。
はやく強く触ると興奮を誘ってしまいます。
飼い主さんもリラックスして、落ち着いてゆっくり触ってあげましょう。
- 身体を触る練習をしてみよう!
上記のポイントを意識して身体を触る練習を始めてみましょう。
まずは前足の先から触っていきましょう。
そして、前足を触ったときにワンちゃんに特に嫌がるそぶりがなければ
『オヤツ』を与えます。
『身体を触られる』=『おやつ』と結び付けて、身体を触られるのはいいことだよ
ということを教えていきます。
この時に触られている箇所に口を近づけたり、暴れたりするようなら
嫌がっているサインです
その刺激は、その子にとっては強すぎるので
もっと短時間、優しく、触れてあげるようにしてください。
前足の次は後ろ足、耳、口周り、お尻周りと同じように続けていきます。
嫌がるそぶりが見られない、無理のない範囲で進めていってください。
短時間でいいですので、毎日続けてあげましょう
身体に触れる道具にも慣らしましょう!
全身どこでも手で触られることになれてきたら、道具にも慣らしていきましょう。
身体に触れる道具にはブラシ、コーム、爪切り、足ふきタオルなどがあります。
①道具をみせる⇒ご褒美
まずは道具を見せるだけで、ご褒美をあげましょう。
道具を見せるだけで喜んでくれるようにしましょう。
②道具をあてる⇒ご褒美
まずは道具を優しく身体に触れさせてあげるだけで、ご褒美をあげましょう。
今までは『柔らかくて温かい手』でしたが、道具は『硬くて冷たい』ことが多いです。
今までと違うものを触れさせるときは、まずはあてるだけにしておきましょう。
③道具を使う⇒ご褒美
ブラシを使用する時は、まず今日は背中だけ、明日は後ろ足だけなどご褒美を使いながら短い時間で終わるように工夫しましょう。
痛みや不快感を感じないように、優しい力から始めてあげましょう。
嫌がるようなそぶりが見られる場合は①と②を繰り返しましょう。
ワンちゃんの健康チェックにもなるのでぜひ身体を触る練習をしてあげてくださいね
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